中外製薬企業情報ホームへ

中外製薬企業情報ホームへ

読み上げ

ホーム > からだとくすりのはなし > くすりの工場 > バイオのくすり工場

バイオのくすり工場

バイオのくすり【トシリズマブ原薬製造工程】バイオのくすり「トシリズマブ」の原薬ができるまでを紹介します。

  • 【1】種細胞培養
  • 【2】生産培養
  • 【3】細胞分離
  • 【4】精製
  • 【5】濃縮
  • 【6】分注
【3】細胞分離(さいぼうぶんり)

細胞分離装置により、培養液から細胞を取り除きます。そして原薬を含む培養液は精製工程へ送られます。

細胞分離装置
フィルターなどで細胞のみを取り除きます。
【4】精製(せいせい)

カラムクロマトグラフィー(必要な成分だけを取り出すための装置)により培地成分などの不純物を取り除き、原薬の純度を段階的に高めていきます。

カラムに原薬を吸着させる。他の不純物は取り除く→原薬だけを取り出す。

【5】濃縮(のうしゅく)
限外ろ過装置

次に、限外ろ過装置で濃縮されます。

精製工程の最初の段階では1万リットルあった培養液が、最終的におよそ数十リットルまで濃縮されます。

その後無菌フィルターによりろ過され、分注室に送られます。

【6】分注(ぶんちゅう)
分注室(クリーンブース)
クリーンブース?

原薬は、分注室のクリーンブース内で自動的にボトルに分注されます。

今までの工程はすべてタンクの中で行っていましたが、この工程は空気に触れるので、空気清浄度が極めて高い部屋の中で行うことが決められているんですよ。この後、品質試験に合格したものだけが製剤工程に送られます。

【2】生産培養(せいさんばいよう)
エリスロポエチンシリンジ製造工程
 
コラム
お問合せ

文字サイズ